
逃げる方向”を考えよう! ― 水平?それとも垂直?
1. 「垂直避難」ってどういうこと?
夢ちゃん
「月島さん、この前ニュースで“垂直避難”って聞いたんですけど、どういう意味なんですか? 避難って“外に逃げる”イメージだったので、ちょっと不思議で…。」
生協の月島さん
「いい質問だね、夢ちゃん。 “避難”には大きく分けて2つの考え方があるんだ。 ひとつは“安全な場所へ移動する”という水平避難(すいへいひなん)、 もうひとつが“建物などの高い場所へ上がる”という垂直避難(すいちょくひなん)だよ。」
夢ちゃん
「へぇ~、避難にも種類があるんですね! 水平は“横へ”、垂直は“上へ”って感じですか?」
生協の月島さん
「そのとおり。 たとえば地震や火事のときは、“建物の外や広い場所へ逃げる”=水平避難が基本。 一方で、大雨や津波など、外に出るほうが危険なときは、 “建物の上の階や屋上などに逃げる”=垂直避難が命を守る行動になるんだ。」
2. 「垂直避難」が大切な理由
生協の月島さん
「最近の豪雨は短時間でも水位が一気に上がることがある。 だから“避難勧告が出てから外へ”では、かえって危険な場合があるんだ。 そんなときに命を守る手段になるのが“垂直避難”なんだよ。」
夢ちゃん
「確かに、外に出ようとして水がすごい勢いで流れてたら危ないですもんね…。」
生協の月島さん
「そう。だから状況によっては、“外に出ない”ほうが安全なんだ。」
3. 垂直避難を行うべき状況
夢ちゃん
「どんなときに垂直避難をしたらいいんですか?」
生協の月島さん
「こんな状況のときは、垂直避難を考えてほしいね。」
洪水・大雨のとき
●避難指示が出ているが、すでに道路が冠水していて外に出るのが危険なとき●夜間や強い雨風で、外の様子が確認できず移動が危険なとき
●川の水位が急激に上昇しているとき
●下水や側溝から水があふれはじめたとき
➡️ 建物の3階以上や屋上など、安全な高い場所に避難しよう。
(できるだけ建物の中心部で、電気機器や窓から離れる場所が安全です。)
津波のとき
●津波警報・大津波警報が発表されたとき●地震の揺れで立っていられないほど強く感じたとき(すぐに津波の可能性)
●海岸近くで地震を感じたが、すぐに外へ逃げるのが難しいとき
➡️ 海抜の高い場所や、頑丈な建物の上階へ。
特に時間がない場合は、“とにかく高いところへ”が鉄則です。
⚠️ 注意してほしいこと
- 木造2階建てなど、構造的に弱い建物では長時間とどまらず、状況が落ち着いたら安全確認を。
- 浸水が1階まで達したら、電源プラグを抜く・ブレーカーを切るなど感電対策も忘れずに。
- 可能なら家族や友人、生協・大学の安否確認システムなどで、自分の状況を知らせることも大切です。
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